※この記事は2021年公開の記事を、2026年時点の使用感を反映して加筆・修正しています。
2020年コロナ渦が始まった時期にヤフオクでDeviserのコンポーネントストラトを落札しました。
当時は新型コロナの影響で先行きへの不安が大きく、生活費を確保するために機材を手放す人も少なくありませんでした。そのため、ヤフオクでは良質な機材が比較的安く出品される時期でもありました。
自分が落札したDeviserのコンポーネントストラトも自分しか入札せず送料無料・ハードケース付きで5万切るくらいの値段で落札出来ました。
また、ヤフオクに添付されていた写真を見た際に改造品のように見える箇所があり、質問にも改造品ですか?と問い合わせがあったものです。自分は誰かがオーダーした特別仕様なのだろうと考えていました。ネックポケットにはMOMOSEの刻印が入っていたため、品質面での不安はありませんでした。


この写真ではシンライン用ピックガードが分かります。

ヘッドには当時のDeviserロゴ。

ファーストインプレッション
ヤフオクで見た時に違和感があり何かと思ったらピックガードがシンラインのピックガードです。その為アッセンブリーのザクリもストラトとは異なってます。
また掲載写真で改造されていると指摘された点はブリッジを取り外すとサドル下に穴の様なものがあり、元はシンクロナイズドなのかと思っていた人もいたようです(知人もこのギターをチェックしていた)。これはフロイドローズのサドルのネジが少し干渉していたようで元からオリジナルフロイドローズでした。
ネックとネックポケットにはMOMOSEの刻印とオーダーしたであろう方の名字がありました。百瀬さんがエレキギターを担当していた時代の貴重なギターですね。
スペック
スペックを分かる範囲で書くと。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| Body | Ash 2P |
| Neck | Maple |
| Fingerboard | Pau Ferro(推定) |
| Front | DiMarzio HS-3 |
| Center | DiMarzio HS-3 |
| Rear | Seymour Duncan JB Jr |
ネックは細く(薄いとかではなく細い)Deviserオーダー仕様の1つの様です。よく行く楽器屋さんが飛鳥と繋がりがあるので教えてもらいました。
また非常に軽量でフロイドローズ搭載しているとは思えないほど。あとネックが手持ちのギターの中で一番細いのでとにかく疲れない。ただ、このギターを弾いた後にGibson Custom Shop Historic Collection 1959 Les Paulを弾くと違和感が。
Gibson Custom Shop Historic Collection 1959 Les Paulの記事はこちら。
改造点
現在のスペックは
- Pickup:Seymour Duncan Red Devil
- Pot:CTS
- Capacitor:Ceramic capacitor & Old Bumble Bee
- Bridge:EVH / D-Tune, and Ti-Block-F / Insert Block for Floyd Rose
となります。改造した理由やインプレッションは以下です。
Assembly
アッセンブリーは多少手を加えてもらい、ポット類を全交換とフロント・センターのコンデンサーはセラコン。リアピックアップをSeymour Duncan Red Devilに変更した際にオールドのバンブルビー取り付け。
EVH / D-Tuna
D-tuneに関してはエディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなってしまい、ギターにはまったキッカケがヴァン・ヘイレンだったので彼に関連する物を持っておきたく購入し取り付けました(※2026年現在は外しています)。
Ti-Block-F / Insert Block for Floyd Rose
フロイドローズのインサートブロックが潰れてたので新しくチタン製の物に交換しました。音の変化はシンクロナイズドの様な鈴なり感が出て満足してます。
Repair
またフロイドローズのスタッドも傾いていたので工房に出して修正してもらいました。そこまで大きな修理ではなかったので金額と納期もそこまでかかりませんでした。
サウンド
フロント・センターのHS-3に関しては、思っていたより使えるシングルピックアップの音がします(鈴なり感は少なく基音が飛んでいく感じとコンプ感がありますが)。Yngwie Malmsteenのイメージが強く、汎用性の面でどうだろうと思っていましたが、全く問題ありませんでした。
また、歪ませた時には流石スタックタイプのピックアップ。ノイズがリアハムバッカーより少ないというのにかなり驚いてます。使い勝手が良くノイズを気にせず歪ませられます。
リアのSeymour Duncan Red Devilに関しては、フルサイズハムバッカーに近いサウンドとして使えます。同社のSH-1に近い感じもします。アルニコ5マグネットを採用していることも関係ありそうですね。交換前のSeymour Duncan JB Jrはパワーが強すぎるのと、ミドルに独特な癖があって自分には合わなかったのですが、交換後はバランスの良いサウンドになりました。
まとめ
かなり気に入っており、とりあえず音を出す際に手に取ることが多いです。軽いので弾いてて疲れないのも大きな理由で。
購入から数年経った現在でも、気付けば一番手に取ることが多いギターです。軽量で弾きやすく、フロイドローズ搭載ながら扱いやすい点も魅力。百瀬氏が製作に携わった一本ということと、地元で作られたギターという事もあり、これからも長く付き合っていきたいと思っています。
English version : Deviser Component Stratocaster: A Long-Term Review